次はアンコール遺跡群でも最大の遺跡、アンコールトムへ。
ですが、その前にチョット朝ご飯。
やって来たのは、アンコールワットにあるこのお店。
Angkor Reach Restaurant
で、食べたのはこれ。
何かわかります?
麺が見えませんが、これ、フーティウと言う麺なんです。
フーティウと言えば、ベトナム南部で好んで食べられるHu Tieuがありますが、
ベトナムのHu Tieuは元々カンボジアから入って来たと言われており、
これが、元祖Hu Tieuなんですね。
ホーチミン等で食べられているHu Tieuとどう違うかと言えば、
- スープがホーチミンの物に比べてあまり甘くない。
- 具が多い(特に野菜が多い)
でしょうか。
ホーチミンのHu Tiueも美味しいですが、カンボジアのフーティウも元祖だけあった美味いです。
こちらの皆さんも、朝はこれを良く食べるとか、ベトナムと一緒ですね。
朝ごはんも食べ、
やって来ました、アンコールトム。
ここが、アンコールトムの入口、南大門です。
この門の手前は橋でして、橋の左右それぞれに54体の巨人の石像が並んでおり、向かって左側の像は神々、右側の像は阿修羅だそうです。
神様
阿修羅
遺跡巡りの前に、いつものようにWikI先生に。
アンコール・トム (Angkor Thom) は、アンコール遺跡の1つでアンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡。12世紀後半、ジャヤーヴァルマン7世により建設されたといわれている。周囲の遺跡とともに世界遺産に登録されている。
アンコール・トム
さらに、
アンコールは、サンスクリット語のナガラ(都市)からでた言葉。またトムは、クメール語で「大きい」という意味。
なるほど、大きいんですね。
ちなみに1辺が3Kmで、面積はアンコールワットの4倍だそうです。
バイヨン(Bayon)
この中にはいろんな観光ポイントがあるようなのですが、最初に行ったのが、
先の南大門から車で15分程走った、トムの中央にあるバイヨンです。
Wiki先生によると、
バイヨン (Bayon) は、カンボジアのアンコール遺跡を形成するヒンドゥー・仏教混交の寺院跡。アンコール・トムの中央付近にある。バイヨンの呼び方で広く知られているが、クメール語の発音ではバヨンの方が近い。バは「美しい」という意味で、ヨンは「塔」の意味を持つ。
バイヨン
前出のWiki先生によると、
バイヨンを特徴付けているのは、中央祠堂をはじめ、塔の4面に彫られている人面像(バイヨンの四面像)である。
この人面像のモデルは観世音菩薩だそうです(別の説もあるようですが)。
50面以上ある顔は一面ずつ微妙に表情が違っています。
そして、一つずつ見て周れるように出来ています。
全てをご紹介出来ないので、ほんの一部をご紹介。
そして、こんなお顔が。
誰かに似てると思いません?
はい、この方です(^^
ここは、回廊の周りに描かれたレリーフも有名だそうです。
他の遺跡同様、戦いや宗教的儀式を描いた物もあるのですが、漁や狩り、炊事等、一般庶民の生活を描いた物もあります。
クメールでも「ふんどし」だったんですね^^;
ここ、アンコールトムは大きくて見所も多くあるので、次行きますね。
バイヨンのその他の写真はこちらを。
バプーオン(Baphuon)
次はバプーオンと言う寺院です。
バプーオンとは「隠し子」と言う意味らしいです。
なぜ、「隠し子」? それは話が長くなるので、割愛^^;
ここがバプーオンの入口です。
ここを入ると、円柱で支えられた約200mの参道があります。
この参道は地上と天界をつなぐ「虹の架け橋」だそうです。
先の入口が地上、この先の寺院が天界でしょうか。
そして、参道を渡りきると、祠堂があります。
この祠堂、長年修復工事を行っており、中には入れなかったようですが、私達が行った時には入ることが出来ました。
まだ、工事は継続しているようですが。
上まで上がってみました。
真ん中に、先ほど渡って来た参道が見えます。
そして、周辺には大きな岩が多くあります。
この岩で作られていたようなのですが、どこに使われていたのか分からないのでしょうか?
ところで、上がったのいいのですが、降りるのがメッチャ怖い。
なんせ、階段が殆ど垂直。
そして、踏面がメッチャ、狭い。
高い所が苦手な人は上がらない方がいいかも。
ガイドブックに、この祠堂の裏側に涅槃仏があると言うので、行ってみました。
最初、全然分からなくて、適当に撮ったのがこれです。
補修・復旧工事の説明が書かれていたので、
それを見ると、
頭は先の写真に写ってないんですね。
もう少し、左にありました。
これ、頭ってわかります?
白い石や黄色に見える石は修復工事で新しく追加したものらしいです。
次行きますね。
バプーオンのその他の写真はこちらを。
象のテラス、ライ王のテラス
次は「象のテラス」と呼ばれる所にやって来ました。
Wiki先生によると、
象のテラス(クメール語: ព្រះលានជល់ដំរី、英語: Terrace of the Elephants)は、カンボジアにある廃墟となった寺院複合体であるアンコール・トムの城壁を巡らした都の一部である。
...
象のテラスは、その東面にあるゾウの彫刻にちなんで名付けられた。
象のテラス
300m以上の壁に中央に象、
その両側にガルーダのレリーフが並んでいる光景はなかなか見物です。
テラス中央の階段にある象の鼻が蓮の花を摘んでいます。
珍しいです。何の意味があるのでしょうか?
この象は、牙が折られていますね。
そして、象の両側に描かれているガルーダです。
これが、びっしり。
次は、「ライ王のテラス」
これは、「象のテラス」の隣にあります。
そのテラスの中央にこの像があります。
まぁ〜、普通はこれがライ王と思うのですが、すこし違うようです。
この片膝を立てた像は本来はヒンドゥーの死の神であるヤマを表現しているそうです。
ところが、時間の経過と共に変色および苔が増すにつれて、ハンセン病にかかった人を連想させ、また同様に、ハンセン病で死んだアンコールの有名な王様に当てはめたことによるものだそうです。
なので、ライ王は「癩王」なんですね。
また、Wiki先生によると、
三島は1965年(昭和40年)10月にカンボジアを訪れ、アンコール・トムを見た際に本曲の着想を得たという。「熱帯の日の下に黙然と坐してゐる若き癩王の美しい彫像を見たときから、私の心の中で、この戯曲の構想はたちまち成つた」と述べている。
癩王のテラス
三島由紀夫をこの像を見て、何か感じる物があったんでしょうね。
私?これと言って(^^;;
この象はレプリカで、本物はプノンペンの国立博物館にあるそうです。
このテラス、二重の壁面の間が通路になっています。
この通路の両側全面にレリーフが刻まれています。
このレリーフ、見応えあります。
アンコールトム、デカくてこれ以外にも見る所はあるようなのですが、
今回はこれくらいにしときます。
で、ライ王のテラスから出ようとすると、ガードマンが、
「そっちはダメ、こっち」
と標識を指します。
たしかに、看板にEXITの文字と矢印が。
その矢印通り進んで行くと、
こんなもんが。
お土産屋
食堂
よく、出来てます、アンコールシステム。
せっかくなので、私達も頂きました。
アンコールトム、またいつか来てみたいですね。
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