ソンベ焼き

久しぶりのベトナムネタ、
二回目はソンべ焼き。



ベトナムで一番有名な焼き物と言えば、

バッチャン焼き。



これは、
街中と言うか、
国中のお土産屋さんで売ってるのではないでしょうか?



バッチャン焼きは、
ハノイ近郊のバッチャン村で作られてるのですが、
今回は、
ホーチミン近郊のソンベ省(今はビンズォン省)で作られてる、
ソンベ焼きのお話です。



読まれてる方の中には、

なら、
バッチャン焼きの話などせずに、
最初からソンベ焼きの話をしたらええやん、
って思われるかもしれませんが、
ブログの展開上、
どうしても最初に「バッチャン焼き」を説明する必要があるんです。

もう少し読み進むと、
ご理解頂けると思います ^^;






さて、
そのソンベ焼きですが、
昔は屋台で使われる食器は殆どがソンベ焼きと言うくらい、
一般的な焼き物だったのですが、
重いし、壊れると言うことでプラの食器に変わり需要が少なくなり、
更には、
国の方針により、
ソンベ焼きのような薪の窯はどんどん廃止されており、
今では窯元も少なくなり、
あまり見かけなくなりました。



でも、
ザラザラした素焼きなような表面に、
思いっきりやる気のない絵付けが、
バッチャン焼きにはない、
素朴さがあって好きと言う人も多いのではないでしょうか?

私もその一人です。



今でも屋台で使われていますし(珍しいけど)、
最近では、
逆にソンベ焼きを積極的に使ってるレストランやカフェもあります。
特に高級店やオサレカフェなどで多く見かけられます。




屋台で(Banh He




ベト飯屋さんで(Quan Bui




カフェで(CUC GACH CAFE


ベトナム内でも見直さてるんでしょうかね?






私もベトナムに住んでた時、
時々は気にいった物を買ってたんです。

そして、
帰国する際には殆どの物は置いてきたのですが、
このソンベ焼きの食器だけは持って帰ったんです。

でも
使ってると壊れるんですよね。

低温で焼き上げてるので、
弱いんです。






と言うことで、
新たな皿を補充するためにやって来たのは、
チョロン(中華街)にある、

Cho Binh Tay(ビンタイ市場)



で、
その市場の一番右奥にあるお店が、

Lu Luyen






お店に置かれてる物は、

ほとんどがソンベ焼き。



ですが、




なぜか、








BAT TRANG(バッチャン)
と言い張ってます www



まぁ〜、
これが言いたくて、
バッチャン焼きの話を最初にしたんですけどね(笑)






しかし、
この市場内のお店は卸屋さんが多く、

ここも10枚単位で売ってます。



いかにソンベ焼きが好きだと言っても、
同じ物を10枚買うわけにもいかず、
交渉したのですが、
ダメらしいです。



実はそれは想定内。

今回、
日本からホーチミンに遊びに来ていた知合いを連れて来たんです。

私  『半分(5枚)買わへん?』
知合い『ええよ』



と言うことで、
買ったお皿が↓↓↓

2万ドン(94円)/1枚。



相変わらず、
やる気のない絵付けがいい味出してます。








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