雨、霙、雪、 
そして強風のフッカー・バレー・トラック

ディーゼル車にガソリンを入れると言う、
とんでもない事をやらかしましたが、
なんとかクリアして、
やって来ました、

White Horse Hill Campsite



しかし、
今日は昨日より天気が悪い。

雨は昨日と同じなのですが、
風が強くて寒い。






今日、
この天気の悪い中、
トレッキングするのは、

フッカー・バレー・トラック。

ここ、
White Horse Hill Campsite(A) から、
昨日行ったミューラー氷河湖の東側を通り、
(昨日行ったケア・ポイントはミューラー氷河湖の西側)
フッカー氷河湖見晴台(B)までの 5Km、
標高差は約180m。

コースタイムは片道1時間半らしいです。



悪天候の中、
ヘタレおじん3人組が1時間半では無理ですよね?



『大丈夫?』
『おっ、おぅ』

中指、
立ってますけど(笑)






では、
フッカー氷河湖へ向けてトレッキング、

スタート。






このトレッキング・コース、
道もよく整備され、
高低差もあまりありません。
(最後に少しだけ登りますが)



トレッキング・コースと言うより、

トレイルランのコースみたいです。






ミューラー氷河湖見晴台にやって来ました。

ちょうど水滴の向こうにミューラー氷河湖があるのですが、、、
申し訳ない m(_ _)m



そして、
フッカー・リバーに架かる吊橋が見えます。

フッカー・バレー・トラックには3つの吊橋が架かっており、
これが最初の吊橋です。






吊橋にやって来ました。



写真では伝わらないと思いますが、
これが、
結構、と言うかかなり怖い。

フッカー・リバーを見ればお分かりと思いますが、
かなり凄い風なんですよ。

揺れる、揺れる。



『あ〜、怖かった』

放心状態の「連れ2」

私  『第2、第3はこんなもんじゃないらしいよ』
連れ2 『帰って車で待ってていい?』






日本の団体さんが、
ガイドさんの話を聞きながら、
行ってはります。



『お先に失礼しま〜す』

このあたりまでは、
まだ元気がいい。





左に見えるのはミューラー氷河湖。

向こう側が昨日行ったケア・ポイントですね。






二番目の吊橋にやって来ました。

連れ2    『渡らんとダメ?』
私、連れ1『ダメ!』




連れ2    『どうしても?』
私、連れ1『どうしても!』



完全に腰が引けてます(笑)



皆さんは「大の大人が」って、
思いはるかもしれませんが、
ほんま怖いんですよ。

吊橋を歩いてると、
他の人が歩く事で、
自分のタイミングとは異なって揺れるんです。

で、
橋が沈んだ時に横風(突風)が吹くと、
体が浮くんです。

とにかく、
風がハンパない。



どんなに風が凄いかと言うと、、、











ほらね。


この後、
彼は飛んで行きましたとさ(笑)

と言うくらい、
凄いんです。






でも、
そんな強風と雨の中、
可憐な花が頑張って咲いています。

マウント・クック・リリー、
NZ を代表する高山植物です。

でも、
どう見てもユリには見えませんけどね。






連れ1『天気が良かったらねぇ〜』
連れ2『・・・』






このトラック上で唯一のシェルターが見えてきました。






で、

このシェルターでちょっと休憩。

トイレも有ります。






先客がおられました。

先客『寒いでしょ?』
私達『メッチャ寒い』



実は、
このシェルターに立ち寄ろうと言ったのは私なんです。



私、

レインウェアーの下は、
T-シャツ1枚。

ここまで、メッチャ寒かったんです。



薄手のダウンを着込みます。

これで、
バッチリ。






連れが見てるのは、
↓↓↓



メッセージと言うか、
落書き。

1/3は日本語でしたね。






先客さん達が出発します。

先客『Have a good day!』
私達『you too!』



連れ1『どう見ても good day じゃねぇよな』






私達も出発します。

後少しで終点のフッカー氷河湖です。






フッカー・バレー・トラックの名所、
ボードウォークにやって来ました。

ここ、
天気が良ければ、
正面にマウント・クックを眺めながら、
口笛吹いて歩けるらしいのですが、
今日は論外。



それより、
今日のボードウォークは、
ここまでで一番の難所。



草を見てもらえば、
分かると思いますが、
凄い風が吹くんです。

しかも、
突風が真横に。



ここ、
両側に遮るものがないので、
もろに風を受けてしまいます。



ヨタヨタしながら、

やっと終了。

2〜3回落ちそうになりましたよ。






ボードウァークを過ぎ、
少し登ると、

雨がに変わりました。

時々は霰や雹が。

氷の粒が真横に飛んできて、
痛い、痛い。







最後の吊橋にやって来ました。

ここ、
天気が良い日でも、
風が強いらしいのですが、
今日は悪天候。

強風が吹き荒れてます。

フッカー・リバーの水が、
波打って、
橋の上まで届いてますよ。



これは、
さすがに怖くて、
手すりを持って進みます。




連れ1『シャレにならんわ』

連れ2は橋の上で立ち往生。

なんとかなだめすかし、
渡らしました。






このあたりから、

霙がに変わりました。

雪が横に降っています。






そんな吹雪の中、

この坂を登りきると、



フッカー氷河湖が見えてきました。



そして、

終点のフッカー氷河湖見晴台



White Horse Hill Campsite を出発したのが4時、
今が5時半なので、
1時間半ですか。

だいたいコースタイムですね。

この悪天候の中では、
頑張りました、
おじん3人組。






せっかくなので、

フッカー氷河湖に降りてみました。


ここ、
最高です。



何が?

風と雪が。



飛ばされます。
立ってられません。



本当は、
氷河が崩れ落ちるとこが見れたら、
なんて期待して行ったのですが、
私達が崩れ落ちそうです。

退散します。






そして、
雪、霙、雨の中をまた1時間半かけて、
帰ったのでした。






一年中で、
滅多にその全貌を見せないと言われるマウント・クック。

ある程度は予想はして行ったのですが、
これほど悪天候とは。

これが、
普通なのか、
特別なのかは分かりませんが。



でも、
まぁ〜、
それなりに楽しめましたけどね。



しかし、
これが日本だったら、
完全にクローズやね。










NZでキャンプ&トレッキング
ニュージーランドへ
クライストチャート着、そして最初の目的地へ出発
最初のキャンプ地、テカポ湖に到着
テカポ湖2日目、山登り、温泉、日本食、そして少し観光
テカポ湖3日目、テカポ湖を出発、マウント・クックへ
プチ・トレッキング、そしてキャンプ場へ
マウント・クック2日目、ぎゃぁ〜〜〜
雨、霙、雪、そして強風のフッカー・バレー・トラック
マウント・クック3日目、氷山を始めて見た








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