屋久島 
予備日のはずが、今日もトレッキング

屋久島四日目。

朝起きて、

パシャ!

一昨日の豪雨で水没したカメラも少し復活したようです。

色はまだおかしいけど。



もともとの予定では、
今日は予備日で何も計画は無かったので、
雨降ったら宿で三岳でも飲んで過ごうかと思っていたのですが、

良い天気。

屋久島に来てから初めて青空を見ましたよ。



ならばと、
昨日行けなかった白谷雲水峡に行ってみることにしました。






白谷雲水峡
まずは、

レンタカーを借りて、

やって来たのは、

「白谷公園」

ここが白谷雲水峡の入口、
そして出口です。

天気が良いせいか、
ハイカーさんも多いです。






窓口で、
森林環境整備推進協力金として500円払うと、

絵葉書付きの領収書と、



マップが貰えます。

とりあえず、
16番の「太鼓岩」まで行ってみることに。






では、

スタート(9:30)






「憩いの大岩」(9:35)



ガイドさんが話をしています。

屋久島で一週間生活すると、便秘になるそうです。
理由は水にミネラル分が少ないから

ミネラル分(マグネシウムかな?)も無いほど、
綺麗と言うことなんでしょうね。

勉強になります。

ちなみに、
多久島は「便秘の島」と言われてるそうですよ(笑)






「飛流おとし」



「さつき吊橋」(9:45)

この吊橋を渡らずにまっすぐ行くと、
原生林歩道なのですが、
私は、
橋を渡って、

楠川歩道を行きます。

この道を進むと、
トロッコ道の「楠川分れ」に出ます。






白谷広場からさつき吊橋までは、
整備された遊歩道と言う感じでしたが、

楠川歩道に入ると、
一気に登山道になります。



何が気がつきません?

昨日、一昨日と前を歩いてた連れが写っていませんよね。



そうなんですよ。

レンタカーで白谷広場まで一緒に来たのですが、

連れ『やっぱ、しんどいわ。
   車で寝てるから一人で行って来て』



やはり、
昨日、一昨日が相当こたえてるようです。



と言うことで、
ここは一人ハイクなんです。












楠川歩道を進むと、
最初に現れるのが、

「くぐり杉」(10:16)

写真右側を下ると、
原生林歩道に入ります。






「シカの宿」(10:17)

名前は一般公募で付けられたもので(おそらく)、
穴の中でシカが雨宿りするところをイメージしているそうです。



シカと言えば、

そのシカがいました。

ヤクシカですね。

写真には撮れてませんが、
結構見かけました。

本土にいるシカに比べて、
小柄でお尻が白いんです。

人にも慣れてて、
すぐ近くまでやってきます。






「七本杉」(10:18)

1本しか無いのに、
なぜに「七本杉」?

説明を読むのを忘れました。






で、
ここが、

「苔むす森」(10:25)

もののけ姫の舞台とも言われてとこですね。

昔は、
「もののけ姫の森」と大胆な名前をつけてたそうです。



こんな感じでした。

今日は天気が良かったのですが、
ここは雨が少し降って苔が水分を含んで、
少しガスってた方が雰囲気がありそうです。

やっぱ、
昨日来れば良かった。



まぁ〜、
この場所が「苔むす森」と言われてますが、
白谷雲水峡全てが、
苔むしてますね。




岩や木、
全てが苔で覆われています。

これも、
世界有数の降雨量を誇る屋久島ならです。

まさに、
「モスワールド」






辻峠を目指して登ります。









「武家杉公家杉」(10:38)

左が、
苔の鎧をまとった武家杉、
右が、
白銀の美しい樹皮をまとった公家杉、

らしいです。

これも一般公募だと思われますが、
よくもそんな発想が出来るもんです。






「かみなりおんじ」(10:45)

らしいです ┐(´Д`)┌






そんな意味不明(失礼)な杉を見ながら、
到着しました、

「辻峠」(10:47)



ここに来るまでの写真で、
何枚か案内板や道標を載せています。

非常に綺麗な案内板や道標で、
これを見れば、
迷うこともないでしょうし、
杉の命名の由来等がわかります。









ですが、
どうなんでしょうか?

神聖とは言いませんが、
自然豊かな森の中に、
こんな板をボコボコ立てるのは?

道標はもっとシンプルで良いし、
杉の命名の説明などマップだけで十分と思うのは、
私だけ?






ここ辻峠は、
広場になっており、
休憩もできます。

お弁当を食べてる方も多くいらっしゃいました。

私は、
お弁当が無いので、
水を飲んで、
タバコを吸って、
次の太鼓岩を目指します(10:55)






太鼓岩まで、
距離はわずかですが、

かなりの勾配です。






で、
着きました、

「太鼓岩」(11:05)

靴、
汚なぁ〜(笑)



素晴らしい景色。



紅葉の時には、
また別の絵になるんでしょうね。



太鼓岩の上で寝っ転がって少し休憩したかったのですが、
次から次へハイカーさんが来るので、
独占するわけにもいかず、
速やかに退散(11:10)






辻峠 〜 太鼓岩間は一方通行で、
登りと下りの道が異なります。

なので、
下りの道を下りていくと、

「女神杉」(11:21)






で、
辻峠まで下りてきました。

そして、
ここから登ってきた道をくぐり杉まで戻ります。



くぐり杉をくぐって、
左に下り、

原生林歩道に入ります(11:59)






「二代くぐり杉」(12:00)






二代くぐり杉を過ぎると、

沢に出ました(12:02)



注意書きがあり、

「雨が弱まるの待ち、
 水位が下がってから渡って下さい」

って、
雨宿りするとこないんですけど。






二つ目の沢(12:11)






三つ目の沢(12:37)



あれっ?



このブログを書く時に気がついたのですが、

二つ目の沢と三つ目の沢に「奉行杉」があるはずなのですが、
写真がありません。

てか、
そんな杉を見かけませんでした。



この原生林歩道、
別名「奉行杉コース」とも言われてるそうで、
この歩道を代表するのが「奉行杉」。

そんなのを見逃すはずはなく、
もしかして、
どこかをショートカットしたのか?



まっ、
いいか。






「三本槍杉」(12:39)






四つ目の沢(12:47)



「三本槍杉」と「四つ目の沢」に間に、
「びびんこ杉」と言うのがあるらしいですが、
これも見過ごし。






「三本足杉」(12:49)






「二代大杉」(13:11)

この杉の周りには遊歩道が設置してあり、
ぐるり一周を見ることが出来ます。



反対側。






五つ目の沢(13:13)






そして、
戻って来ました、

「さつき吊橋」(13:15)






白谷公園に戻る途中に、

弥生杉コース(弥生杉歩道)の入口があります(13:18)

見に行こうかと思ったのですが、
コースタイムを見ると40分。

出発してから既に4時間近く経過しており、
これ以上連れを待たせるのもどうかと思い、
このコースはパス。

連れの待つ駐車場に戻ることに。






「飛流橋」を渡り、
飛流歩道を歩いて、 、、



戻って来ました、

駐車場(13:30)



この駐車場を出発して、
ちょうど4時間。

途中に休憩場所やトレイもあり、
お手頃なトラック(トレッキングコース)ですね。



この日はお天気も良く、
多くのハイカーさんが歩いていました。

そして、
ここも外人率が高いです。

4時間歩くうちで、
話した言葉は英語だけ。
日本語は一切話しませんでした。



彼ら、
出会うたびに、

『コンニチワ^^』

って、
挨拶をします。



日本語ができるのかと思い、
声をかけると、
出来ないんです。

彼らの国の「地球の歩き方(みたいなの)」には、
日本の山の中で日本人に会ったら、

『コンニチワ』

と挨拶しなさいと書かれてるんですかね?(笑)






千尋の滝
18時の飛行機まで時間があるので、
島内を少しまわってみました。



最初にやってきたのが、

千尋の滝(せんぴろのたき)



これはなかなか凄いですね。

落差は 60m あるそうで、
一枚岩の岩盤の上を流れ落ちています。



で、
滝も凄いのですが、
それ以上に凄いのが、

この岩盤。

千尋の滝の岩盤もこの巨大岩盤の一部なんですね。



この巨大岩盤は花崗岩で、
サイズは 250m x 300m。

その岩盤の大きさが千尋、
すなわち千人の人間が手を結んだくらい大きいという例えから、
滝の名前が付けられたとか。






この巨大岩盤、
モッチョム岳と言う岩山の一部でして、

この千尋の滝の入口に登山口があるんです。



実は、
今日は予備日なんですが、
天気が良くて、
体力が残っていたら、
このモッチョム岳に登ろうと密かに考えていたんです。

でも、
体力も気力も無くなったので、
お手軽な白谷雲水峡にしましたけど。



こちらが、

モッチョム岳。


次来た時は行くから、
待っててね。






平内海中温泉
次にやって来たのが、

平内海中温泉


磯の岩間から湧き出る温泉で、
普段は海の中に沈んでいて、
2回/1日の干潮時しか姿を現さないと言う変わった温泉です。

私達が行った時は、
ちょうどその干潮で、
入ることが出来ました。



ここ、
入浴料がなんと100円。

それも、
料金箱に入れるだけ。

日本語の読めない外人さんは、
おそらくタダ(笑)



冷たいのかなと思ったのですが、
暖かくて、
良いお湯でした。





旅の終わり
で、
最後にやって来たのが、

屋久島空港。



チェックインを済ませ、
搭乗まで時間があったので、
空港内のレストランで、

飛魚丼。



屋久島に着いた日も飛魚を食べたのですが、
最後も飛魚。

実は、
昨日も安房の和食屋さんで、

飛魚の刺身を食べたんです(笑)



飛魚、
初めて食べましたが、
かなり美味いです。

気にいりました。








搭乗です。

バイバイ、
屋久島。

またいつか、
来るからね。






定刻に飛たった飛行機は、
行きと違い、
平穏無事に伊丹に到着。






初の屋久島、
トレッキングは生憎のお天気でイマイチだったのですが、
良いこともあったんです。

それが↓↓↓






激安(笑)




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