買っちゃいました、黄色いヤツ

へへへ^^
買っちゃいました、

黄色いヤツ。





LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ)の、

TRANGO ALP EVO GTX
(トランボ アルプ エボ GTX)

初めての本格的登山靴です。



って、
今までも、
山とか行ってるやん。

と、
お思いでしょうが、
今までは、
トレッキングシューズだったんです。






話は少し長くなるので、
興味無い方はスルーして下さい。



ベトナムでの仕事を終え、
日本に帰って来たのですが、
基本、
何も趣味が無い、
良く言えば「仕事が趣味」の古いタイプのおっさんでして、
家でゴロゴロしてたんです。

最初のうちは、
そんな生活も良かったのですが、
一ヶ月もせんうちに、
飽きてきたんです。



これは、
何かせんとあかんやろうと思い、
思いついたのが、
キャンプとハイキング。

これらは、
昔チョロっとやってたし、
家人は今でも登山やハイクをしており、
これなら一緒に行けるし健康にも良いかと思い、
近くのショップに行き、
適当にシューズを買ったんです。



それが、

モンベルのティトンブーツ。



モンベルの説明によると、
軽量で柔らかく、軽装備の日帰りハイキングや野山の散策などで手軽に着用できる全天候型ブーツです。屈曲部から金属製のパーツを排することで軽さと柔らかさを追求。
mont.bell - ティトンブーツ


基本は、
「軽装備の日帰りハイキングや野山の散策など」
らしいです。



まぁ〜、
行くにしても六甲山にチョロっと行くくらいやろう、
と気楽に始めたのですが、、、



なんと、
結構はまってしまい、
この靴で、



厳冬期の八ヶ岳に行ったり、



20Kg近い荷物を担いで屋久島を縦走したり、



ロングトレイルの熊野古道・小辺路を縦走したんです。
(半分しか行ってないけど)



いやぁ〜、
知らんと言うことは怖いもんです。

八ヶ岳なんて、
何十年ぶりの寒波と言うことで、
-20℃くらいまで下がりましたからね。

よく、
無事だったもんです。



その後も、
雪山に行く機会があり、
さすがに、
これではまずいと思い、

冬靴は買ったんです。



でも、
雪山以外はこのトレッキングシューズで済ましてたんです。



しかし、
数時間の六甲山ハイクなら問題無いのですが、
屋久島や小辺路等、
重い荷物を担いで数日の縦走となると、
やはり足に負担が多くて辛いんです。

後、
岩場も少し、
と言うか、
かなり不安なんです。



だって、

こんなんですもん。

シャンク0^^



そこで、
今後も縦走予定が有るし、
アイガーの北壁から飛び降りたつもりで、← 見たこと無いけど
ちゃんとした登山靴を買ったんです。






以上、
前振りが長くなりました。

これからが、
本題です。






まずは、
外観を。















本当は、
冬靴と同じメーカーの靴を買おうと思ってたんです。

冬靴はメッチャ良い感じで履けてるので、
同じメーカーの物だったら問題無いかなと思って。



で、
お店に行き、
目的の靴が有ったのですが、
その靴のすぐ近くにいたこいつと目があったんです(笑)


こいつ『おっちゃん、
    俺を履いてみやろ』
私  『もう決めてるし』

こいつ『ええから、
    履いてみろや』
私  『スポルティバは足に合わんから』



私、
日本人を代表する甲高足でして、
冬靴を購入する際も、
スポルティバが良いかなと思い履いたのですが、
やはり甲の部分が当たり、
他のメーカーの靴にしたんです。



こいつ『俺は他のヤツと違うんや、
    騙されと思って履いてみろや』




と言うようなやり取りは無かったのですが(笑)、
最初見た時の印象が、

カッコ良い!



ダメ元で、
お店の人に足のサイズを測ってもらい、
そのサイズの物を履いてみたんです。



そうすると、、、



何か良い感じなんですよ。



甲も変なあたりは無く、
痛くありません。
↑その理由は後ほど。



変なあたりは無いのですが、
足全体を微妙な圧でホールドしてる感じです。

全体と言っても、
つま先には余裕があり、
蹴り込んで見ても、← 大胆には出来ませんが(笑)
足全体がホールドされてるので、
前方へのズレもあまり無く、
指が当たることはありません。



しかも、

軽い!

片足725g。

今履いてるティトン(620g)と100gしか変わりません。



と言うことで、
浮気しちゃいました。






では、
具体的に見ていきますかね。



まずは、
素材から。



ライニングは、
お約束のゴアテックス。

アッパーは、
ペルワンガー社製の防水レザー(2.2mm)



そして、
なんと、
このアッパー、

縫い目がありません、
一体成型で作られています。

スポルティバでは、
「サブスキン・インジェクション」と言っています。

縫わないことにより、
堅牢性と防水性が向上すると言うことですね。

重量的にもメリットはあると思いますが。






次は、
スポルティバの登山靴の特徴の一つ、

3D FLEX SYSTEM

足首をきっちりホールドしながら、自由度を大幅に高めるシステム。可動域が広がることで登り、下り、トラバース時においても、フラットフッティングがしやすく安全に行動することができます。
LA SPORTIVA - 3D FLEX SYSTEM


確かに、
足首部分(黒い所)の自由度は高く、
斜面をトラバースするような場合だけでなく、
平地でも有効だと思いますが、
逆にこれだけ動くと、
捻挫とか心配しちゃいます。






次はソール。



最初はアウトソール。

鉄板のVibram。



つま先部分は、

CLIMBING ZONEと言うことで、
平らになっています。

岩場では強そうですが、
土の上では滑りませんかね?



かかとの部分は、

IMPACT BRAKE SYSTEM

これもスポルティバの登山靴の特徴の一つで、

ソールの接地部分を斜めにすることで衝撃吸収性とトラクション力、ブレーキ性能を大きくUPさせました。
LA SPORTIVA - IMPACT BRAKE SYSTEM

らしいです。



しかし、
良いですねぇ〜、
「何とかSYSTEM」と言うネーミング。

私、
システム開発を生業にしてたので、
「3D FLEX SYSTEM」や、
「IMPACT BRAKE SYSTEM」等、
「SYSTEM」と言う名に弱いんです(笑)






次はミッドソール。

「圧縮ポリウレタンとEVAを適材配置。
 衝撃を効果的に吸収します。」

と、
カタログには説明されています。

これは、
実際に履いて確かめてみますが、
分かるのかしら?



そして、
ヒールには、

コバがついてます。

トゥにはコバはないので、
セミワンタッチのアイゼンをつけることが出来ます。

って、
持ってないけど。






最後は、

インソール。

これは、
お世辞にも『良いですねぇ〜』とは言えないです。

靴自体は材質・製法等すごく進歩してるのに、
なぜにインソールだけは?

って、
思ってしまいます。



あれですかね?

メーカー『インソールはどうせみんな交換するので、
     適当でいいや』

ってことですかね?

私も当然交換します。






最後に、
この靴を購入した一番の理由が↓↓↓

タン(ベロとも言いますね)

アッパーとタンの切れ目・折れ目がありません。

紐を締め込んだ時に、
変に足に当たる部分がありません。



そして、
このタン、
伸縮する素材でできているんです。



この伸縮素材のおかげで、
タンの部分が伸びることにより、
変な当たりが無いんです。

しかも、
紐を上手く調整すれば、
甲の部分全体を痛みなく、
均等にしっかり押さえることができるんです。



やります、
ラ・スポルティバ。






最後に、
Webサイトより、

最新技術で快適な歩行性と耐久性を両立
ハードトレッキングやアルパインクライミングに対応する「トランゴ」シリーズに最もタフなモデルが登場。レザーアッパーと、縫い目を排したサブスキン・インジェクション製法を採用することで、さらなる堅牢性と防水性を実現しています。レザーならではの快適な履き心地と軽さも大きな特徴。3000m級のハードな縦走に最適な一足です。
LA SPORTIVA -TRANGO ALP EVO GTX


3000m級の縦走は置いといて、
慣らし運転で六甲山を歩いてみます。






*メモ*
同封されてた、

WARRANTY INFORMATION
care and maintenance

に少し気になることが書かれていたので、
備忘録として(一部抜粋)

Don’t put newspaper or other paper inside the boots as this can slow down the drying process.

ブーツの中に新聞やその他の紙を置かないでください。乾燥プロセスが遅くなる可能性があります。

Treatment of PERWANGER、...
Never treat these kinds of leather with oil-based products that can adversely affect the life and waterproofing characteristics of the boot.

ぺルワンガー、... の扱い
ブーツの寿命や防水特性に悪影響を及ぼす可能性のある石油系製品を使用して、これらの種類の革を扱ってはいけません。

Treatment of GOTE-TEX
We recommende the following treatment for the made with CORE-TEX lining, In this case we suggest using and wax based products, such as NIKWAX, that guarantee the simultaneous waterproofing of leather and nylon. These products, besides improving the waterproofing characteristics of the boot, don’t affect the technical features, such as the breathability of GORE-TEX.

GORE-TWXの扱い
私たちはCORE-TEXライニングで次のような処置をお勧めします。この場合、皮革とナイロンの同時防水を保証するNIKWAXなどのワックス系製品の使用を推奨します。 これらの製品は、ブーツの防水性を向上させるほかに、GORE-TEXの通気性などの技術的特徴に影響を与えません。



NIKWAXのワックスとクリーナー買わなくちゃ。




※追加情報(2017/07/08)
六甲のゴートリッジにて初履きをしました↓↓↓

山羊戸渡

この日は前日の雨で、地面や岩が濡れていました。
インソールはスーパーフィート(グリーン)に交換しています。

まず、3D FLEXのおかげか、非常に歩きやすいです。斜面だけでなく、平地でも歩きやすいです。この日は車道も歩いたのですが、シャンクが硬くソールは曲がりませんが、足首の可動範囲が広いので、歩きやすかったです。

岩場では、乾いた岩では、ソール先端のCLIMBING ZONE(平らな部分)のおかげか、フリクションがあり安定しています。また、つま先を足がかりに引っ掛けて登る際も非常に安定しており、安心感があります。ただし、濡れた岩では滑ります。これは他の靴でも同様だと思いますが。

土の上では、特別グリップが良いとは思いませんでした。まぁ〜、この日は地面が濡れてたと言うこともあるかもしれませんが。
IMPACT BRAKE SYSTEMもその効果はよくわかりませんでした。おそらく、右にこの靴、左に別の靴を履いてもよくわからないと思います^^
ミッドソールの衝撃吸収性もよくわかりません。ソール自身が若干硬い(以前の靴に比べて)感じはあります。








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