九州本土最高峰に登ってみた 
四日目 下山

北千里ヶ浜、噴煙をあげる硫黄山




九重遠征四日目。

今日は、
九重遠征最終日、
下山します。

予定としては、
昨日同様、
ここから久住分れまで行き、
そこから、
牧ノ戸峠の登山口に下りるつもりです。

久住分れに行くまでに、
三俣山に登り、
久住分れから星生山、
さらに、
沓掛山に登る予定だったのですが、、、





今日も良い天気です。






法華院温泉山荘 〜 諏蛾守越
テントを撤収し、
昨日同様、
山荘を抜けて、

下山スタート(07:00)

しかし、
ザックがデカイ。

食料が無くなった分、
少しは軽くなったはずですが。






昨日は、
余裕で登ってた登りも、
今日は辛そうです。

まぁ〜、
20K近い荷物を抱えれば、
大変ですよね。






途中、
振り返ると、

法華院温泉山荘や坊ガツルが見えます。

木々も新芽が出ています。

もう少しすると、
九重の山々も緑一色になるんでしょうね。






『ガンバレ〜』






しかし、
久住分れまでのルートは、

マーキングだらけ。

チョットやりすぎちゃう?

って言うくらいですが、
山荘のスタッフに聞くと、
このあたりは、
かなり濃霧が発生するそうで、
こんなにマーキングしてても、
ルートを見失うハイカーがいるとか。

なるほど。






そして、
岩場を登りきると、

「北千里ヶ浜」です。

この景色をもう一度見たくて、
昨日と同じルートにしたんですよ。






北千里ヶ浜を少し行くと、
諏蛾守越を経由して長者原に抜ける分岐があります。

諏蛾守越から三俣山に登れるので、
ここにデカザックをデポして、

諏蛾守越を目指します。



5分程登ると、

諏蛾守越の避難小屋が見えてきました。






「諏蛾守越の避難小屋」(08:05)

現在は修復工事中で、
使用出来ないようです。

しかし、
小屋と言っても、
壁は無いんですね。



小屋の正面に見えるのが、

三俣山。
 





諏蛾守越 〜 三俣山
三俣山目指して、

スタートします(08:10)












途中振り返ると、

北千里ヶ浜や硫黄山。



そして、

久住山や天狗ヶ城、中岳が見えます。






後、
少し。



と思ったら、

「西峰」でした(08:35)

三俣山は、
本峰の他に、
西峰、北峰、南峰があるようです。





と言うことで、

本峰に向かいます。





中央のピークが南峰です。






ほんまに、
後、
少し。





で、

「三俣山」山頂(08:45)



この山頂は、
展望が素晴らしい。

360°見渡せます。

左から、
中岳、天狗ヶ城、北千里ヶ浜、硫黄山。

そして、
その向こうには阿蘇。



ここにおられた、
地元のハイカーさんに色々教えてもらいました。

『九重も良いけど、
 宮崎の祖母山(そぼさん)も良いよ』

帰ってから調べると、
岩場もあって結構楽しそう。

そこも、
いつか登ってみたい。

出来れば、
阿蘇とペアで。






三俣山 〜 久住分れ
久住別れを目指して、

三俣山を下山します(09:15)





左端に見えるのが、
三俣山の南峰です。

坊ガツルからこの南峰まで直登ルートがあるのですが、
聞くと、
九重で一番の急斜面だと言うことで、
デカザックを担いで登るのは、
しんどそうだったので、
今回はパスしました。






諏蛾守越の避難小屋まで下りてきました(09:45)

下りはメッチャ早い。



ここを下ってきたんですね。



さらに下って、

ザックをデポした、
北千里ヶ浜の分岐が見えてきました。





北千里ヶ浜と諏蛾守越の分岐(09:50)

ここで、
連れを待ちます。

三俣山山頂から、
一気にここまで下りてきたので、
タバコが美味い。

私も連れも、
かなりのキングスモーカーでして、
朝山荘を出発した時点で、
二人合わせて1箱しかなかったんです。

で、
この先心配だったのですが、
案の定、
途中で、
タバコ切れ。

結果、
帰りのルートに変更が生じたのですが、
それはおいおいと。






連れが下りてきたので、
少し休憩してもらい、
久住分れを目指して、
再び、
お気に入りの、

北千里ヶ浜を歩き始めます(10:05)




今日は硫黄山が噴煙をあげてます。

かなり、
硫黄の匂いがします。

こんなとこを、
一人(実際は二人)で歩くのは、
なんとも気持ち良いです。

ほんま、
地球とは思えませんね。

って、
他の星は知らんけど。






久住分れに取り付きます。

この時点で、
連れはかなり遅れてたので、
先に行って、
久住分れで待つことに。





今日は日曜日、
団体さんもいます。





で、

「久住分れ」(10:50)




久住分れも多くのハイカーさんで賑わっています。

子供連れも多く見られます。

実は、
九重はミヤマキリシマが有名で、
シーズン中(5月末〜6月中?)の休日には、
数万人のハイカーが訪れるとか。

人混みの苦手な私は、
さすがにそんなに多くの人に混じって歩くのは辛く、
この時期にやってきたんです。

でも、
斜面がピンクに染まる九重も見てみたい気はしますが。






待つこと30分、

連れが登って来ました。

マジしんどそうです。

連れ『誰かに、
   テント貰ってもらおうかしら』






久住分れ 〜 星生山の予定だったのですが、、、
連れには、
休憩してもらい、
次の星生山を目指して、

スタート(11:30)





少し行くと、

避難小屋とトイレがありますが、
既に休憩してるので、
ここはパスして、

先に進みます。



この先に、
星生山への分岐があるはずなのですが、
見つけられず、
星生山の巻き道を進みます。



この巻き道、
アップダウンはないのですが、
結構な岩場でして、

デカザックを担いで、
苦労しております。






しばらく岩場を行くと、

こんな歩きやすい道に出ました。

右手に星生山を見ながら進みます。






星生山への分岐(11:50)

右から来て、
左に行くと牧ノ戸峠の登山口、
まっすぐ行くと正面の星生山に登ります。

私 『行く?』
連れ『無理』

20Kのデカザックが相当堪えてるようです。



連れ『一人で登って。
   先の合流ポイントで待ってるから』

ここから登って、
尾根を下ると、
この道に合流するんですよね。

どうしようかと思ったのですが、
登るのやめました。

なんせ、
ヘタレなもんで(笑)






星生山への分岐 〜 沓掛山 〜 牧ノ戸峠登山口
と言うことで、

今来た道をそのまま進みます(12:00)










「扇ヶ鼻分岐」(12:10)

左に行くと扇ヶ鼻、
右に行くと牧ノ戸峠。



もちろん、

右に進みます。






正面に沓掛山が見えてきました。

この山は、
このルート上にあり、
いやでも登らないと、
登山口に下りれません。






連れ『巻き道は無いの?』
私 『無い』



連れ『作れよ』

ブツブツ言いながら、
登っていきます。






連れ『どっちが楽?』
私 『同じやろ』



途中までは、
ポールを使っていたのですが、
邪魔なようで、
ポールをしまい、

手を使って登って行きます。



この登りには、
梯子や、

鎖もあります。





そして、
山頂は、

子供のジャングルジムになっておりました(13:00)

お父さんも大変そうです(笑)






「第一展望所」が見えてきました(13:10)

ここで、
休憩です。

屋根がある休憩所は、
避難小屋以外では初めて見ました。



ここで、
四国から来たハイカーさんと話してると、

『紅葉時の剣山は綺麗よ』

紅葉の剣、
行ってみたい。

石鎚山の岩場も楽しそうなので、
ペアで。






休憩を終え、
少し下ると、

牧ノ戸峠の登山口(13:45)

九重連山、
山歩き終了です。



ですが、
九重遠征はまだ終わりません。






牧ノ戸峠からくじゅう登山口へ移動

登山口横のレストハウス。



ここでも、

カラスのお出迎え。






早速、何か買ってますね。



買ったのは、
もちろん、

プシュ〜。

激うま!

駆けつけ二本行っちゃいました。






ここから、
熊本ー別府間を1日1往復している九州横断バスで、
別府まで戻るのですが、
問題が発生。



下山途中にタバコが切れたんですよ。← 死活問題

登山口まで戻れば、
売ってるやろと思っていたのですが、
レストハウスでは、
ライターは売ってても、
タバコは売っていません。

おいおい。



九州横断バスは15:43発。
今は14時。

バスに乗ってから、
別府に着くのが17:35。

3時間半も吸えないのは、
ありえない。



連れ『誰かにもらう?』

私 『千円で売ってくれんかな』



な〜んて言って、
ブラブラしてると、
駐車場に、
九重町のコミュニティバスが停まっています。



連れ『くじゅう登山口に行きますか?』
運転手さん『行くよ』

連れ『何時発ですか?』
運転手さん『15時30分』

連れ『くじゅう登山口は何時着ですか?』
運転手さん『う〜ん、15時40分かな』



おっ!
えぇやないですか。

『乗りまーす』



と言うことで、
予定を変更して、

コミュニティバスでくじゅう登山口へ。



元々乗る予定の九州横断バスは、
牧ノ戸峠発が 15:43、
くじゅう登山口発が 15:52。

このコミュニティバスが、
くじゅう登山口に着くのが 15:40。

つまり、
くじゅう登山口で 12分あるんです。






で、

くじゅう登山口に到着。

ここは、
一昨日、
別府から来た時に降りたバス停です。

ここから、
九重の山歩きをスタートしたんです。






そして、

バス停前の「みやま」に飛び込みます。



目的は、
もちろん、
タバコ購入。

実は、
一昨日もここでタバコを買ってるんです。

なので、
ここまでくれば、
タバコがあることを知っていたんですよ。



しかし、
九州横断バスと、
九重町のコミュニティバス、
素晴らしいダイヤ構成です。

私達みたいな人のためのダイヤ構成としか思えません。



んな、
バカな。

はい、
タバコを吸われない方には、
アホみたいなお話ですが、
私達はメッチャ嬉しかったので、
あえてここに書かせて頂きました(笑)






一服終えると、
ナイスなタイミングで、

九州横断バスがやってきました。

ほんま、
素晴らしいダイヤ構成。






バスの中では、
連れも私も爆睡。

気がついたら、
終点の別府駅前でした。



来る時は、
フェリーで来たのですが、
帰りは、
列車を使い、
その日のうちに神戸まで帰ってきました。




※ 今日の山歩き


3泊4日の九重遠征、
無事終了しました。

昨年の屋久島遠征は、
メッチャ凄い風雨で大変だったのですが、
今回は、
お天気にも恵まれ、
楽しい山歩きが出来ました。

九重は初めてだったのですが、
あまり危険なところもなく(行ってないだけか?)、
標高も1,700mくらいなので、
そんなにしんどい思いをしなくても、
割とお手軽に楽しめるお山ではないでしょうか。

今日は、
小さな子供さんを連れたファミリーハイカーさんや、
かなり熟年のカップルハイカーさんを多く見かけました。

いろんなコースがあり、
老役男女、
それぞれの足前に合わせて、
誰でもが楽しめるようです。



私は、
やはり北千里ヶ浜が印象的でしたね。

あの荒涼とした風景、
一瞬、
地球以外の星に来たような感じでした。

って、
地球以外行ったことありませんが。



次回は、
ミヤマキリシマが咲く頃か、
秋の紅葉時に来てみたいですね、
いつか。






九州本土最高峰に登ってみた
一日目 九州へ
二日目 九重初入山
三日目 九重の山々を歩く
四日目 下山








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